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  6月21日(金) 世界遺産のザルツブルク市内

 

 ザルツブルク市街の歴史地区は1996年に世界文化遺産に選定されています、11世紀にカトリック大司教の居城として建てられた、メンヒスブルク山頂のホーエンザルツブルク城をはじめ、16世紀から17世紀にかけて建てられたバロック様式の建造物がたくさん保存されています。

 今日は一日市内を巡るつもりなので、先ずは駅に行きホームにある観光案内所でザルツブルク・カードを作りました、パスポートを出して名前と日付けを記入して貰って、これで今日一日公共交通機関と主な観光スポットに使えます、駅前からバスに乗って新市街に入りミラベル宮殿で一度下車、ここは聖アンドレ教会の前で観光ツアーのバスの発着所になっているようで看板が幾つも出ていました。

 道路を渡って宮殿は、今は市庁舎だそうですが、階段を上がっていくと正装した幼い女の子とその家族に出会いました、今日は結婚式があるようです、天使の彫像がある階段を下りてきて、庭園に出ると観光客の姿は疎らでした、庭園を一巡りしてから、再度バスに乗り、橋を渡ってザルツァッハ川沿いに、一番奥のモーツアルト広場の近くまで行きました、ちょっと行過ぎてしまい、戻るようにザルツブルク城を目指して歩くと、ちょうどモーツアルト広場の端に出てきました、この辺りからが大司教の町として華やかだった頃の建物ですね、続くレジデンツ広場を中心に歩きまわったのですが、泉の周りには観光客のグループがあちこちにいます。

 先ずレジデンツあたりに入ってから、ホーエンザルツブルク城に登るケーブルカーの入り口を見付けて、昇っていくと、足元には旧市街が広がって川の先には新市街が見えています、城内をぐるりと一巡してからお城の上に出てくると360度素晴らしい景色です、後ろ側には遠くの山々まで見えています、山の手前は飛行場の滑走路です、こういう地方の空港は街のすぐ近くにあって便利ですね、十分景色を堪能してから再びケーブルカーで降りてきました、

 幾つかの教会に入った後、どの辺りになるのかビアホール Zipfer で昼食にしました、食事が終わってからアルターマルクトのフロリアンの噴水前ではビール樽を積んだ馬車が止まっていました、Stiegl シュティーグルはザルツブルクのビールでした、その後ドームに入ります、2つの塔をもつ大聖堂の正面は、3つの扉を挟んで4体の彫像(聖ペテロ、聖パウロ、聖ヴィルギリウス、聖ルーペルトス)が並んでいます、入っていくと広い聖堂内には観光客と共に何組かの子供達のグループが来ています、小学校の授業でしょうか、羨ましい環境ですね、ちょうどパイプオルガンの調整をしている処で、いろいろな音を奏でていました、せっかくだから階段を上ってドーム博物館にも入って宝物を見てきました、ここから聖堂内が一部見下ろせました。

 

 

ザルツブルグ城から市街 

聖ペーター教区教会

ドーム

 

ゲトライゼガッセ

メンヒスベルクの丘から市街とお城 

 

 いろいろなお店が並んでいて、面白い鉄細工の看板が連なるゲトライデガッセを歩いてメンヒスベルクヘ昇るエレベータの入り口を探しました、エレベータの扉は開いていたのですが誰も見当たらずに、自分で操作するのかと思ったら隣のドアから女の子が出てきました、彼女が係りの方でエレベータに乗り込んで、ザルツブルクカードを出すと手持ちの機械にセットして金額ゼロのレシートを打ち出してくれました、機械に通しておけば人数とか把握できますね、一回しか使えない為のチェックかも、丘の上からの眺めは、お城の上から見たのと反対で、教会の塔の向こうにお城が聳え立っていて、なかなか絵になる風景です、左手にはザルツァッハ川の向こうにカプツィーナーベルクの丘が広がっています。

 その後どこを回ったのかゲトライデガッセを歩いて、前回入ったモーツアルトの生家を見ながら街中から川沿いに出て、紅茶屋の店先でグリューワインに入れる香辛料らしき袋を見付けて買ったりしながら新市街に入り、再びミラベル庭園まで戻ってきました、庭園の先にはホーエンザルツブルク城が見えていてサウンド・オブ・ミュージックの世界ですね、そろそろ陽も傾いてきたので、今日の日程は、ここまでとしてホテルに戻る事にしました。

 

 


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