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  4月25日(金)ベルン 〜 インスブルック着 ホテル・ザイラー泊

インスブルック     
      ドーム St.Jakob

 

 またまた明け方に物音で起こされてしまいました、まったく大変な処に泊まってしまったものです、そんなに変なホテルでは無いと思うのですが、たまたま部屋が悪かったのでしょうか、でも今日は、もうインスブルックに移動です。

 ゆっくりすれば昼頃の列車でもと、思っていたのですが、早々に移動した方が良いかと、急きょ予定を早めて朝の列車に乗る事にしました、朝食を済ませてチェックアウトをして駅に向かいました、朝早いからか昨日とは違い人通りも少なく静かな街でした。

 ベルンの駅の窓口で、チューリッヒ経由でインスブルックまでの切符を買いました、切符は2枚あって、両方ともベルンからインスブルックとなっていますが、ひとつは58CHFと49CHFです、スイス国内分とオーストリア分でしょうか?ひとつの切符には、もう片方のチケットNo.が手書きで記入されています、ふたり分ですからひとりあたり53.5CHF(\4,870)となります、ちなみに、この後のインスブルックからウイーンまでは、ふたりで74.80EURですから、こちらはひとりあたり37.40EUR(\5,160)となります。

 チューリッヒで観光とも考えたのですが、そのまま接続の良いECに乗り換えて、一路インスブルックに向かいました、スイスともお別れです、途中で国境を跨ぐ事になるわけですが、どの辺りを走っていたのか急に検札ならぬパスポートチェックに現れてビックリしました、なにしろパスポートは妻に預けっぱなしで、肝心の妻はといえば、空いているのを良い事に、先程、隣の車両に行ってくると出掛けたままです、幸いに、先にチェックがあった際に伝えてくれたようで、パスポートを取りに行ってくる間待っていてくれました。

 この路線も山あいを走っていきますが、寝不足のせいか漫然と車窓を眺めていました、黄色く色ずき始めているのは菜の花畑でしょうか。

 

 インスブルックの駅は、大規模な工事中で駅舎らしきものが無いなか駅前に出てしまいました、ホールの壁の絵が見たかったのですが、駅が新築されたら移設されているといいですね、駅前も工事現場の真ん中という感じで、砂利道をやっとの思いで舗装された歩道側に渡る事ができました、駅を出て左方向を右折するとひとつ裏の通りに今日泊まるホテル・ザイラーがありました。

 ここも良い感じのホテルです、チェックインを済ませてから早速街に出かけていきました、すぐ裏手に公園があり、その先がもう凱旋門でした、南面は、生と幸福を、北面は、死と悲しみを、表しているそうですが、違いが良くわかりません、いちおう表と裏をよく見てからマリア・テレジア通りを歩いていくと雪を被ったノルトケッテの山々がくっきりと見えています、この辺りにはデパートやスポーツ用品店が並んでいますね。

 セルヴィーテン教会を過ぎ、山々をバックにしたアンナ記念柱は、よく写真で見るとおり素晴しい風景でした、シュピタール教会の先からは路面電車は横に曲がってしまい、少し道が狭くなって、昔の建物でしょうか、ベルンと同じ様に通りに面した部分はアーケードになっていて歩いていけます、黄金の小屋根が見えてくると右手に市の塔があります、階段を登ると、ここも展望が開けていて近くの市街から遠くの山々に至るまで、ずっと見渡せます、残念ながら目の前のヘルプリングハウスは工事中で足場で覆われていました。
 街中にクリスタルのスワロフスキーがありましたが、ここチロルの名産なんですね、私は知らずに、今までロシアの会社だと思っていました。

 黄金の小屋根の横を入って、ドーム(聖ヤコプ教会)へ行き、バロック様式の美しい内装を見学しました、大勢の観光客がいて、祭壇の前では何かの練習を行っていました、その後、マクシミリアン大帝の霊廟、宮廷教会(2.0EUR)まで足を延ばして、等身大の銅像を見たところで今日は終了とし、明日は王宮に行く事にしてホテルに戻りました。

 写真集にも”インスブルックの街”を追加しました。

宮廷教会


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