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  4月23日(水)ツェルマット 〜 ベルン着 ホテル・クロイツ泊

マッターホルン

食堂の窓際

ホテル・クロイツ

 

 今日も、部屋のベランダからはマッターホルンが綺麗に見えています、朝一番の空気が澄んでいる内が良いのですね。
 左のマッターホルンがこの旅一番の写真になったのですがPLフィルターがこんなにクッキリ写るとは思いませんでした、偏光ですからリングを回して調整出来るのですが、見ても良く分からないので付けたそのままです、しかも三脚にセットして振動しないようピントはマニュアル無限大でセルフタイマーにしたのでカメラが自動で写したものです、これって私が写した写真になるのでしょうか、でも今日はツェルマットともお別れです、一階の小奇麗な食堂で、いつもの朝食をとってから、荷物をまとめます。

 ここと、グリンデルワルドは同じようなタイプのホテルでした、山小屋風の小規模な建物のガルニ・ホテルで、どちらも若いご夫婦が切り盛りしていました、こういうホテルは家族的で落ち着きますね。

 チェックアウトして駅に向かい、次の目的地ベルンまでの切符(40.5CHF)を買って、再びBVZ登山鉄道でブリークまで戻ります、今日はそのまま駅前広場から国鉄の駅に入り、12:49のインターシティでベルンに向かいました、列車はバーゼル行きでした。

 来た時とは反対に、ブリークを出ると並行して走る線路やフィスプの町を下に見下ろしながら山肌をどんどん登っていきます、やがてレッチュベルクトンネルを抜けて見通しの良い山あいを下ると、トゥーン湖が見えてきました、岸辺には幾つものヨットやボートが繋がれています、湖畔に沿ってシュピーツからトゥーンと、この辺りも美しい景色が続いています。

 ひと休みにビュッフェへ行ってみました、カウンターのメニューを見始めたのですが、サンドイッチしか無いようです、少し時間が掛かるようなので、とりあえずビールを手にソファに腰掛けて喉を潤す事にしました、暫くするとお皿に乗せて席まで持ってきてくれました、温めていたようです、やはりサンドイッチといえども具が温かいと美味しいです、混んでいる時でも、ひとつひとつ温めているのでしょうか。

 やがてベルンに到着しました、駅前に出ると太陽が暑いこと、我々は防寒具を着ていたうえに荷物があって、ひと悶着しました、駅前に出てみたものの人通りが多く、ホテルは近いはずなのに、どの通りか分からず、うろうろしてしまいました、通り掛かったご婦人に聞いたところ、親切に案内してくれてホテルの前まで連れて行ってくれました、ありがとうの言葉しか出ませんでしたが、ほんとうに助かりました。

 ベルンでの宿泊はホテル・クロイツです、ベーレン広場の外れです、チェックインを済ませると、早速散策しながら後期ゴシック様式の大聖堂(3CHF)まで行ってみました、エルハルト・キュングによる最後の審判の浮き彫りの前には鉄線が張ってあります、鳥よけでしょうか、かなり長い階段を登ると、尖塔の展望台に出られて市街が一望できます、時計塔からアーケードの通り、バラ公園からアーレ川、橋の上には路面電車が走っていました。

 まだ陽が高いので市街を回ってみました、ベーレン広場には、野菜や衣料雑貨や、いろいろなお店が出ていて、大勢の人で賑わっています、ここベルンはスイスの首都ですね、古い建物が多くそんなに都会という感じでは無いのですが、通りといい駅前といい人通りが多いので疲れます、今までが山の中だったからでしょうか。

大聖堂のステンドグラス


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