朝、目が覚めたので、部屋のカーテンを開けてみたらビックリ、マッターホルンが朝日に照らされて、しっかり見えるではないですか、早速ベランダに出てカメラをセットしました、まだ早いので近くの山肌は影になっていて山頂だけが輝いて見えます、飛行機雲が幾筋か横切っています、だんだんと日が昇って来ると、街の近くの岩肌に建っている十字架にも陽があたって来ました、今日は登山電車でゴルナーグラート展望台を目指します。
朝食も早々に駅に向かいました、BVZの駅前に向かい合うようにGGB(Gornergrat
Monte Rosa Bahnen)登山鉄道の駅があります、線路沿いの道から見えるレンガ造りの車庫とはうって変わって明るくモダンな駅です、最近建てられたのでしょうか、窓口の女性の方も明快です、往復切符29.1CHF?を買って電車を待ちます、今は空いていますがシーズンになると混雑するのでしょうね、車両ごとに?区切られたホームの待合場所で待つとすぐに電車が来ました。
街を見下ろしながら登り始めるとすぐに森から一面の雪山に変わりました、途中幾つかの駅を経て終点のゴルナーグラート駅(3089m)に着いたのは駅の時計で9時30分でした、ホーム(駅)からの出口はモダンな自動改札で、チケットを入れてバーを押して出ます、部屋から見た時は雲ひとつ無い青空でしたが、もう薄雲がかかって来ています、駅の上には石造りの天文台があり、ホテルにもなっていますが、まだ早いのかテラスのテーブルにはお客の姿はありません、早々に、ロープウエイに乗り換えてホーテリ(3286m)を経由してシュトックホルン(3405m)に向かいました。
ここも360度の絶景です、マッターホルンはもちろん、下にはゴルナー氷河、目の前はリスカム、左手がモンテローザと4000m級の山々が見られます、後ろ側がフィンデルン氷河と対岸の山々です、爆音が聞こえてヘリコプターが近ずいてくると、すぐ下の雪の上に降りて行きます、何人か降ろすとすぐに雪煙を巻き上げて帰っていきました。