ゴンドラ乗り場は、ひとつ隣の駅グルントが近いようですが、たいした距離でも無さそうなので歩く事にしました、良い天気でハイキング日和りです、街中とちがって、こちらの方が広々としています、ロッジやホテルも幾つも在ります、案内標識も在って分かり易く、車も通らない広い道を歩いて、スポーツセンターの建物の前を入っていくと直ぐに着きました。
GGMメンリッヘン・バーン(Mannlichenbahn)はヨーロッパ最長のゴンドラだそうですが、たしかに長いです、最初は、グリンデルワルトの街やアイガーと隣のシュレックホルン、ベッターホルンが見えていたのが、高度が上がるにつれてだんだんと、アイガー、メンヒ、ユングフラウと、その手前のチュッケンが目の前になって来ます、終点のメンリッヘン展望台(2239m)は、一面の銀世界です、子供つれや多くのスキーヤーで賑わっていました、ロッジの前では折りたたみチェアを雪の上に並べて日光浴を楽しんでいます。
ここには、反対側のウエンゲンからもロープウエイが来ていますが、こちら側は急斜面の崖という感じです、爆音が聞こえてくるなと思ったら、いきなり谷間からヘリコプターが飛び上がってきてビックリです、観光ヘリでしょうか、山頂は少し離れた所に見えますが、大きなリックを背負った一行が雪の中を歩いて向かって行きます。
帰りは途中駅の、ホーレンスタイン(1624m)で途中下車、街が見渡せます、今ではどこの乗り場でも自動改札になってしまいましたが、切符を入れても出られません、駅員を探して、写真を取りに出たいと、カメラを見せたら別の階段を指差しされたので、なんとか出られました、入るときも一応ここから入り、乗る人の列に並びました、この辺りで雪も終わるようで、ここからスキーを外してゴンドラに乗る人もいます。
歩いて駅に向かう途中で、岩山をバックに丁度良いアングルで線路が横切っていたので、カメラを構えてWABの電車が来るのを待ちました、反対の山の方から下りてくるのが見えます、3編成ぐらいが次々にやってきます、皆先頭にはスキーを乗せた荷物車が付いています。