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  4月15日(火) フィルスト(ボルト)/ メンリッヒェン

ボルト展望台

グルントへの途中から街方向

 

 

 今日も天気は良さそうで、朝の散歩から街を見下ろすと、何かを燃やした煙がたなびいて、もやのように低く漂っています、毎日あちらこちらと出歩いていましたが、今日はグリンデルワルド最後の一日なので、街の近辺を歩く事にしました。

 街の教会は、朝日が差し込んで、パイプオルガンとステンドグラスが美しい、こじんまりとした教会でした、その先を下りてプフィンシュテークへのゴンドラ乗り場まで行ってみましたが、まだ運行されていませんでした。

 フィルストへのゴンドラ乗り場まで戻って、フィルストを目指しましたが途中のボルト(1565m)までしか運行されていません、さらに先へ歩いていく人もいましたが、ここでも結構良い展望台です、アイガーと隣の、シュレックホルン、ベッターホルンが目の前です、その間には氷河の終端が見えています、朝なので逆光ですが、こちら側は陽があたって、この辺りだと南斜面では雪が溶けておりスキーは無理ですね。

 昼食をとりに一旦ホテルに戻ったら、朝食のときにお会いした老夫婦と出会いました、記念にと、一緒に写真をとって分かれました、午後からはメンリッヘンに向かいます、駅の手前のバス乗り場の広場では、牛の品評会をやっていました、それぞれの牧場ごとに表札を立てて牛の頭には番号札が付いています、もう終わったようですが、人懐こそうな牛もいれば、帰るのがいやでダダをこねている牛もいました。
 駅への途中のメイン通りでは、関西弁が聞こえてきました、さすがに、ここは日本人に人気の場所ですね。

 ゴンドラ乗り場は、ひとつ隣の駅グルントが近いようですが、たいした距離でも無さそうなので歩く事にしました、良い天気でハイキング日和りです、街中とちがって、こちらの方が広々としています、ロッジやホテルも幾つも在ります、案内標識も在って分かり易く、車も通らない広い道を歩いて、スポーツセンターの建物の前を入っていくと直ぐに着きました。

 GGMメンリッヘン・バーン(Mannlichenbahn)はヨーロッパ最長のゴンドラだそうですが、たしかに長いです、最初は、グリンデルワルトの街やアイガーと隣のシュレックホルン、ベッターホルンが見えていたのが、高度が上がるにつれてだんだんと、アイガー、メンヒ、ユングフラウと、その手前のチュッケンが目の前になって来ます、終点のメンリッヘン展望台(2239m)は、一面の銀世界です、子供つれや多くのスキーヤーで賑わっていました、ロッジの前では折りたたみチェアを雪の上に並べて日光浴を楽しんでいます。

 ここには、反対側のウエンゲンからもロープウエイが来ていますが、こちら側は急斜面の崖という感じです、爆音が聞こえてくるなと思ったら、いきなり谷間からヘリコプターが飛び上がってきてビックリです、観光ヘリでしょうか、山頂は少し離れた所に見えますが、大きなリックを背負った一行が雪の中を歩いて向かって行きます。

 帰りは途中駅の、ホーレンスタイン(1624m)で途中下車、街が見渡せます、今ではどこの乗り場でも自動改札になってしまいましたが、切符を入れても出られません、駅員を探して、写真を取りに出たいと、カメラを見せたら別の階段を指差しされたので、なんとか出られました、入るときも一応ここから入り、乗る人の列に並びました、この辺りで雪も終わるようで、ここからスキーを外してゴンドラに乗る人もいます。

 歩いて駅に向かう途中で、岩山をバックに丁度良いアングルで線路が横切っていたので、カメラを構えてWABの電車が来るのを待ちました、反対の山の方から下りてくるのが見えます、3編成ぐらいが次々にやってきます、皆先頭にはスキーを乗せた荷物車が付いています。

メンリッヘン・バーン

メンリッヘン展望台


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