戻る

 

”聖母被昇天大聖堂”へ    

     成田〜ザグレブ

 

 青い海と白い壁、石積みの家にオレンジ色の屋根瓦、日本では見られない風景に魅せられて、成田に向かったのはゴールデンウイーク明けの、9日、火曜日です。

 最近は、航空券の他に、航空保険料だか、燃油料とかが掛かっていて、申し込みをしないと全体の料金が分からなくて、困りますね、アエロフロートでは、12,700円も掛かってしまいます、その他に、現地出入国税とか成田の空港使用料とかで、以前と比べるとずいぶん高くなっている感じがします、機内サービスも、アルコール類が有料になっていたり、配られるサービス品もアイマスクだけになっていたりと、以前とは様変わりです。

 

 

 

 相変わらず多くの便で混雑している成田第2ターミナルです。

SU576便   
ボーイング767の機内   

 

 

  トランジットホテルのバウチャーです。

  

 

 5月号の機内誌、若葉が芽吹く月と言う事ですか。

 

 

 先ずは一番近いヨーロッパ、モスクワまで10時間で、そのままホテルで一晩、これで時差が解消されて楽なのですが、翌日の乗り継ぎ便が午後便だったので、翌日は、時間を持て余してしまいました、テレビをつけてみると、日本のマンガが流れていて、フランス語のようなのですが、なんでモスクワでフランス語なのか不思議に思っていると、どうやらフランスの放送局の番組のようです、そういえば、ノボテルは、フランス系でしたね。

 今回のトランジットはノボテルホテルを奢ったのですが、これもいろいろありました、私は前に使ったソユーズが安くて良かったのですが、今は扱っていないようです、それでノボテルにしたのですが、これが最後まで確定の返事が来なくて、やきもきしました、担当の方の話では、モスクワに着いてからトランジットのホテルを申し込む事も出来るようですから、旅馴れた方々はそうしているのでしょう、トランジットに高いお金をかけていたら、安い航空券を買った意味が薄れてしまいます。

 今回も多くの方は、乗り継ぎでパリに向かう人達で、トランジットでホテルに向かうのは私達だけでした、女性の係りの方が一人付いて専用のマイクロバスに乗り込むと、ホテルは空港のすぐ前でした、フロントでチェックインすると、今度はトランシーバーを持ったセキュリティーだと言う男性に引き継がれて、職員用のようなエレベータに乗って客室階に昇ります、乗り降りの都度、鉄の扉を、鍵をガチャガチャさせながら開けてくれるのを待っていると、たしかに、収容所と言われるのも実感できます、フロアーの一部をトランジットに使っているようで、ここで又別の担当の女性に引き継がれて、ようやく部屋に落ち着くことが出来ました、この部屋は、ダブルベッドがふたつ並んでいて、そこそこ広く、私達にとっては贅沢な部屋です。

 部屋の窓から館内
  すぐ横にはシースルーのエレベータが。

 

 

  

 

 

 朝になり、朝食はルームサービスだと言われていたので、昨日言われたように電話をしたのですが、なかなか持ってきてくれません、調理に時間が掛かるのかな、などと話していたのですが、一時間たっても来ないので、再度電話してみると、貴方は何時だとか言っています、お腹が空いていたので、直ぐに持ってくるように言って電話を切ったのですが、勝手に計画が組まれているのでしょうか、でも直ぐにノックの音がして、かわいい女性が持ってきてくれました、一応は、お客の要求に応えようとする姿勢はあるようです、しかし、特に暖かい料理が有るわけでは無く、お決まりのパンにハムとチーズ、寄せ集めてセットするだけの物でした、しかし、ひとつひとつの品質は良いようです、ジャムやヨーグルトも名の通ったメーカーの物でした、それと暖かいコーヒーが付いて来たのも良かったです。

 

 

 

  小雨に煙るホテルの玄関方向

   

 

再びモスクワ・シェレメチェボ2空港  

 

 

 

 

 ここから先は、機材がツポレフになります、TU154 3発機、一世代以上前の機体で、いまだに飛んでいるのが信じられません、でも、ここではポピュラーなようで何機も停まっていますし、今も滑走路に滑り込んで来ました、スムーズに着陸しているのを見ると、エンジンはリファインされているのでしょう、なんとか自分を納得させて乗り込んでいくと、かなり使い込んでいる様子、窓は汚れていたり、座席が前に倒れていたりして不安になります、席は08A,B,3列席に2人なので、良かったですが、隣の列の大柄な人には窮屈そうです、乗務員がひとりを後ろの方に移動させていました。

 エンジン音も普通で、ごく普通に離陸したので一安心しました、暫らくすると妻が、後ろの席でエンジンが見える、と言ってきたので行ってみると、ロシア人と思われる何人かの青年が、窓から外を見ながら大声で話をしていました、一緒になって空いてる席の窓から写したのがこれらの写真です、リベットの頭が飛び出している機体を見るのは珍しいです。

 

 

 

 

なんとか無事にザグレブに到着しました。

 

ザグレブ空港の手荷物受け取りです。

 

 

 

 

 空港からは、クロアチアバスで市内へ。

 バスのチケット 30クーナ

 

 

 

 手荷物を引き上げて、簡単にパスポートチェックが終わったら、先ずは、ATMでクロアチアクーナを確保してから出口に向かいました、ちょうど目の前にクロアチアバスが停まっていたので、フロントに表示されている、市内バスターミナル行き、を確認してから、手荷物を荷物室に預けました、チケットを買おうとすると、乗るように手振りされました、車内で買うようです、手荷物の積み込みが終わると、すぐに乗り込んで来てチケットを売り始めました、ひとり30クーナでした。

 高速道路を走って市内に向かいましたが、途中でおじさんをひとり拾うと、チケットチェックだそうです、初っ端から出会いましたが、この後は帰るまで、チケットチェックに出会う事は有りませんでした、市内のバスターミナルは、街中を想像していたのですが、予想に反して郊外という感じで、市電の線路も独立した、広い道路に面して在りました、東京を基に考えると噛み合いませんね、そうするとホテルの場所はどの辺りになるのだろう、バスターミナルから横断歩道を渡った所で、適当に道を入っていったのですが、迷子になると大変だと思い、出会った人に聞いてみると、丁度すぐ先にありました、ここではバスターミナルに近い所のホテルにしたのです。

 すぐにホテルが見つかったのは良かったのですが、チェックインすると部屋が空いていないようです、6時〜6時のルールがどうのこうのと言われても良く分かりません、とりあえず6時過ぎに戻る事にして、荷物を預けて街の中に出掛ける事にしました、2つ星ですから、こんなもんでしょうか、階段脇の小さなスペースが受付で、パスポートを預かられてしまい、ちょっと不安、駅前から少し街中を歩いたのですが、疲れが出てきたので早々にホテルに戻ってきました、市内観光は明日という事にして、今日は早々に、おやすみなさい。

 

 

 

 ザグレブのホテルは、

  Hotel Slisko

  http://www.slisko.hr/index_en.html

 

 


   戻る

”聖母被昇天大聖堂”へ